メモリーとは、一時的にデータを保存しておく場所です。なぜ、「メモリー」が必要なのかというと、パソコンは様々な処理をする際、色々なデータをハードディスクに蓄積していきます。しかし、ハードディスクへの読み書きは処理に時間がかかり、パソコンの動作が遅くなり、パソコンを使っている人にストレスを与えてしまいます。そこで、一時的にデータを保存しておく場所を用意して、ハードディスクへの負担を軽くし、パソコンの処理スピードが遅くならないようにしようというのが、「メモリー」の役割です。

メモリーが不足していると、windowsの起動が遅くなったり、ワード・エクセルを開くまでに時間がかかる、インターネットを見ている時に度々フリーズするといった現象が起きます。

レッツノートはCPU自体の性能はそれほど悪くありません。しかし、windowsのアップデートや、windows7やxpといったOSの入れ替えにより、メモリー不足が生じます。パソコンを使用していて、たまにフリーズしたり、ソフトの起動が遅いと感じたら、メモリを増設してみましょう。劇的に改善されるはずです。


【OS推奨メモリ】

windows 2000 … 512MB
windows XP … 1GB
windows Vista … 2GB
windows 7(32bit) … 2GB
windows 7(64bit) … 4GB


【増設メモリの選び方】

まずは、お使いのレッツノートの対応メモリを調べましょう。では、CF-T2を例にとって増設メモリを選んでみます。

パソコンの種類によって、搭載できる最大のメモリー容量というものがあります。それを超えるメモリーを搭載すると認識できず無駄になる場合があるので、まずは、お使いの型式の最大搭載メモリー容量を調べましょう。

パソコンの底に、正式な型番が記載してあるはずです。まずはそれをメモして下さい。例のCF-T2のレッツノートには、「CF-T2BC1A2S」と記載してありました。

→ その型番をここから探して、最大メモリー容量を確認して下さい。


【増設メモリの型番について】

次に対応している増設メモリの規格を調べます。

ここで規格を調べると、CF-T2の対応増設メモリは、
PC2100/ PC2700、DDR SDRAM マイクロDIMM と記載してあります。

規格形状
PC2100/ PC2700DDR SDRAMマイクロDIMM

「PC2100/ PC2700」はメモリーの性能を表していて、「PC2100」「PC2700」のどちらかを選択出来ます。「PC2-○○○○」の値が大きければ大きいほど、高性能メモリーです。「DDR SDRAM」は規格です。「DDR SDRAMのPC2100」とか「DDR SDRAMのPC2700」という選び方をします。

例えば、「PC-4500」という規格のメモリーがあるとします。これは、「PC2100/ PC2700」を大きく超えた性能ですが、互換性が有り使用できます。逆に「PC-100」といったパソコンの性能を下回るメモリーは使用できません。しかし、性能の高いメモリーを使用してもパソコンが対応しているメモリ以上の性能を発揮することは出来ません。また、高性能の分、値段も上がりますし、安全性を考えて、できるだけ対応規格通りのメモリーを使用しましょう。

「DDR2 172ピンマイクロDIMM」はメモリーの形状です。大きく分けて「S.O.DIMM」「Micro DIMM」「DIMM」の種類がありますが、レッツノートでは「CF-○6」までは「Micro DIMM」、それ以降は「S.O.DIMM」を使用します。(※バージョンや発売時期によってズレはあります)

メモリー形状(MicroDIMM) メモリー形状(S.O.DIMM)
MicroDIMM S.O.DIMM


また、I-O DATABUFFALOELECOMのいずれかのサイトでお使いのレッツノートの型番を入力すれば、対応しているメモリを調べることができます。ちなみに、この3社がメモリーの販売メーカーとしては最も有名で、信頼性の高いメーカーと言われています。

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